会山行紀行文 2025年
7/11(金)
晴れ
カヤの平高原
1400~1700 m
参加者 (紀行文) 1862 Y/I
No-T32  グレード:D  38名 (俳句) 557 T/K
 担当リーダー 2250 T/T (男性7名・女性31名) (写真) 1862 Y/I
≪コースタイム≫
新潟駅(6:10)=(北陸・上信越道)=豊田飯山IC=カヤの平高原総合案内所(9:55-10:05)…(西コース)…五差路(10:50-11:00)…北ドブ湿原(11:10-25)…五差路(昼食11:40-12:25)…(東コース)…カヤの平高原総合案内所(13:05)=花の駅千曲川=(R117)=川口IC=(関越・北陸道)=新潟駅(18:00)
≪紀行文≫
~~~日本一美しいブナの森と北ドブ湿原~~~

 連日のうだる暑さが嘘のような爽やかさ。虫の音を伴奏に小鳥のさえずりが耳に心地よく聞こえる。標高1500mの高原はまさに別天地。
 今回のトレッキングは「日本一美しいブナの森」と言われている“カヤの平高原”の散策だ。
   “万緑の山木洩れ日にきらきらと”カヤの平高原は、上信越高原国立公園の一部で標高1500m前後に広がる高原だ。樹齢200〜300年のブナの原生林は、“日本一美しいブナの森”と絶賛されている。
 また、それぞれ特徴が異なる二つの湿原があり、様々な高山植物が楽しめる。

 今回は、ニッコウキスゲとワタスゲが乱れ咲く“北ドブ湿原”を楽しんだ。勿論それだけでなく、植生の宝庫と言われているように、数えきれないほどの草花やキノコ、コケ類、樹木などに会える自然美豊かな高原だった。
  残念ながら、自分は、自然の植物や樹木には全くうとい方、きれいだなと感じてもそれが何の花かからっきし分からない。仲間に教えて貰っても3歩くと忘れてしまう。情けなや、でも最近はそんなことは達観している。80歳になんなんとしている今、今更勉強でもあるまい、軽く受け流してきれいだなで十分と思う。そして何よりも良かったのは、高原は涼しくて気持良くて最高だったこと。

注)文中と写真説明の俳句は、557 K.Kさんより頂きました。感謝です。

カヤの平高原総合案内所、逸る気持ちを抑えて山準備
(俳句)“夏草の覆ふ信濃路山日和”
リーダーのコース説明と注意事項の後、新人さんと体験さんの挨拶 歩き始めるとすぐにブナ原生林です

瘤のある大きなブナの木の下で小休止
どうです、このブナの立派なこと。樹齢300年だそうです ふかふかの落ち葉の絨毯踏みしめて五差路に到着

五差路の方向指示看板、あれ1枚下にあるけど何?北ドブ湿原の特別看板
さあ北ドブ湿原の始まりです。木道は痛んでいたけど、キスゲは圧巻
(俳句) “穴のあく木道揺らぎ花あやめ”
:どうです、このニッコウキスゲの大群落

(俳句)木道に沿ふきすげ今満開に”

美女とお花、どっちがきれい? 優劣つけがたい
手前はキスゲ、奥一面は真っ白でふわふわのワタスゲの群落
(俳句)“林出でわたすげの白一面に”
:動植物採取の禁止看板、“ドブ”の意味は“湿原”だったのだ。
板の傷は熊が齧ったのかな。

五差路に戻って楽しいお昼
:短い時間でしたけど野点も良し
(俳句)“忙し無き野点あたふた夏木立”
身も心も満たされて帰路につく。今度は日本一美しいブナ林東コースを歩く

≪出逢えた花々≫

ニッコウキスゲ ワタスゲ
この花何の花?
この花何の花? ギンリョウソウ
 コバイケイソウ  ヒオウギアヤメ  ハクサンチドリ :この花何の花?